専念寺の本尊薬師如来は、鎌倉権五郎景正の守本尊で、目の病気に大変霊験あらたかな仏様として「深谷目薬師」の名で呼ばれ、近在に有名です。
普段は秘仏として宮殿の中に納められており、十二年に一度だけ開扉されてお参りすることができます。「お開帳」の名で親しまれている開扉法要は、十二年毎戌年の秋に開催されます。お開帳では、3つの法要「
当山には二体薬師如来坐像が安置されています。本尊は十二年に一度、戌年に
本尊は、像高38cm、寄木造で玉眼をはめ、漆塗り。体部は量感があり、衣文も大きくゆったりし、作風から地方仏師の作と考えられます。
前立像は、像高68cm、寄木造で体部は量感があるものの、本尊と比べると時代は下がりますが、それでも室町時代をさがることはないと考えられます。